新ベストセラー「エイボン C」を履き回し
5 days コーディネート

JOSEPH CHEANEY JOUNAL 新ベストセラー「エイボン C」を履き回し 5 days コーディネート

リモートワークなど新しいライフスタイルの浸透により、ファッションアイテムの売れ筋にも大きな変化が表れています。ジョセフ チーニーで新たなベストセラーになっているのが、カントリーシューズの「エイボン C」。実は数年前からジワジワと人気を高めていたアイテムですが、昨年それが一気に沸騰。カジュアルスタイルのシェアが大きく高まった今の装いに万能の一足!というお声もいただいています。

英国シューズブランドの多くがラインナップするカントリーシューズですが、「エイボン C」ならではの魅力は骨太さと上品さのバランス。ほどよい重厚感がありつつも、ラギッドに見えすぎないようデザインされているため、スーツからデニムまで、さまざまなスタイリングで活躍します。

その汎用性を実証すべく、この「エイボン C」を5つのコーディネートではき回してみました。想像以上の使い勝手を実感していただけるはずです。

JOSEPH CHEANEY'S New Bestseller エイボン C

AVON C
素朴さと上品さのバランスが人気の秘訣

農作業用の仕事靴やハンティングシューズなど、英国のさまざまな文化にルーツをもつカントリーシューズ。悪路にも耐える頑丈な仕立てとボリュームのあるシェイプ、靴全体に施された穴飾りなどがその特徴です。

「エイボン C」も、そんな伝統的カントリーシューズの意匠を継承。キズや汚れに強いグレインカーフを採用し、アッパーとソールのつなぎ目には水気の侵入を防ぐスプリットウェルトが取り付けられています。加えて、ソールは凹凸をつけたラバーによるコマンドソールを採用しているのも特徴です。

一方、ラストはジョセフ チーニーのカジュアルシューズにおける定番「12508」を採用。ほどよくトウにボリュームをもたせつつ、野暮ったく見せないよう配慮して設計されています。ヨーロッパではかねてより定番的人気を博していたモデルで、実は世界的にも評価の高い一足。なかでもこちらの「アーモンド」カラーは、伝統的カントリーシューズの魅力を象徴する色みとして人気を博しています。

5 Styles with AVON C
「エイボン C」から考える着回し5スタイル

エイボン C カジュアルの定番・デニムスタイルを足元で大人らしく

Day 1
カジュアルの定番・デニムスタイルを足元で大人らしく

まずはカジュアルの大定番・デニムと合わせたスタイリングから。昨今はほどよいゆとりをもたせたトラディショナルなシルエットが主流になっていますが、そんな足元に「エイボン C」はベストマッチ。スニーカーよりも大人っぽい印象になるので、デニムスタイルもカジュアルになりすぎず品よくまとめることができます。

トップスは、テーラードジャケットよりも気楽なワークテイストのシャツジャケットをチョイス。カントリーとワークは相性のいいテイストのため、全体に統一感が生まれます。インナーはTシャツでもOKですが、ここではボタンダウンシャツで上品さを高めました。

エイボン C 爽やかな春スタイルを足元で引き締めて

Day 2
爽やかな春スタイルを足元で引き締めて

ボリュームのあるカントリーシューズは秋冬向きと思われがちですが、重厚すぎないデザインの「エイボン C」は軽やかな春夏スタイルにも活躍。一般的なブラウンよりやや明るめなアーモンドカラーも軽快な装いに合わせやすいポイントです。

こちらは定番でありながら今季注目のホワイトデニムやボーダーカットソーで旬を意識したコーディネート。ブルー&ホワイトを基調とした爽やかな装いに、足元の「エイボン C」を引き締め役として効かせました。バッグもベージュのキャンバス素材を選んで、手元&足元をリンクさせています。

エイボン C ロング丈の春コート×カントリーシューズも鉄板のバランス

Day 3
ロング丈の春コート×カントリーシューズも鉄板のバランス

秋冬アウターだけでなく、スプリングコートも近年はロング丈が人気。トップスの存在感が大きくなる分、足元にもボリュームをもたせてバランスをとるのが定石ですが、ここでも「エイボン C」がちょうどいい塩梅。ベージュのバルマカーンコートとアーモンドカラーが美しいグラデーションを見せています。春の陽気に合わせて、インナーも重く見えないようアイボリーカラーのニットを選択。パンツはグレーのスラックスを合わせて、軽快だけれど大人っぽい雰囲気を目指しました。

エイボン C スーツのカジュアルダウンにも好適

Day 4
スーツのカジュアルダウンにも好適

ファッション全体が大きくカジュアル方向に舵を切るなかで、スーツスタイルもカジュアルダウンして着こなす機運が高まっています。とはいえ、ただノータイにしただけでは平板な印象になりがち。そこでおすすめなのは、足元にカジュアルシューズを合わせてアクセントとするテクニックです。

ここでは細畝コーデュロイスーツと「エイボン C」をコーディネート。一般的なカントリーシューズの場合、足元が武骨すぎてスーツと合わない場合もありますが、スマートさもあわせ持ったエイボン Cならすんなりと馴染みます。

エイボン C もちろん紺ジャケ&チノパンにも絶好の相性

Day 5
もちろん紺ジャケ&チノパンにも絶好の相性

ベーシックなネイビージャケット&チノパンにカントリーシューズを合わせるのは大定番のコーディネート。きちんと見えつつ今どきなカジュアル感も備えた、ビジネスシーンでも好印象な装いです。「エイボン C」はタイトすぎないフィッティングとグリップ性に優れたコマンドソールにより、歩き回る日にも快適。気分も軽快に仕事をこなせます。

定番モデル「ケンゴン Ⅱ R」ファンにもおすすめな「エイボン C」

定番モデル「ケンゴン Ⅱ R」ファンにもおすすめな「エイボン C」

ジョセフ チーニー ファンにはお馴染みのミリタリシューズ「ケンゴンⅡ R」。本サイトをご覧の皆様なら、すでにご愛用いただいているかたも多いかもしれません。ケンゴンⅡ Rのテイストが好きなので、この方向性で少し違うバリエーションを……とお考えなら、「エイボン C」は間違いなく絶好の選択となるはず。

写真は上の「Day1」「Day2」のコーディネートで、靴だけを「ケンゴン Ⅱ R」に変えたものですが、ご覧のとおりこちらもきれいにまとまっています。言い換えれば、これまで「ケンゴン Ⅱ R」を合わせてきた洋服には、「エイボン C」もすんなりマッチするということ。それでいて、「ケンゴン Ⅱ R」ならより力強い印象に、「エイボン C」なら素朴な表情に……と、しっかり印象もチェンジできます。

ワードローブを効率的に活用するためにも“「ケンゴン Ⅱ R」からの「エイボン C」”というコースはおすすめです。

photo Kenichiro Higa text Hiromitsu Kosone

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